親戚大集合in旅館

夫方の親戚大集合は「今年は無いよ」
そんな夫の言葉をうっかり信じた私がどうかしていた。
夫はその件について自分から確認したわけではなかった。
そして大晦日の夕方、夫に義兄からの電話があった。
「旅館の場所とかメールで送った地図でわかってるよな」。
恒例の元日の親戚大集合は、今年は初の試みで
魚料理自慢の海辺の旅館で1泊で開催される。
そうだよ。そういう構想は私も漠然と秋に聞いていた。
もちろんうちの家族分も宿泊予約は済んでいる。
そのメールをうちがスパムに埋もれて読み落としていたという。


幼子の父で多忙なサラリーマンである甥が宿を選び
プランを考え、予約の手間を取ってくれて、皆に丁寧なメールをくれていた。
幼児も含め、7世帯20名での宴会と宿泊である。
行こうではないか。まるで我が家も最初から理解していたように。
場所は近い。雑煮を食べてポチ袋にお年玉を詰めて午後出発で余裕だ。



午後に出発したが近いので明るいうちに宿に到着。
しかしすでに夫方の親戚7世帯中の5世帯がすでに集合し
日本酒だのビールだのガンガン飲んでいる。この時間からこのペース。



ちょっと旅館の外を散歩した。
坂道や階段をずっと下ると小さい漁港。



伊勢海老も魚も全部地元で取れたものだとのこと。
食堂とちょっとした部屋だけの旅館、刺身が豪華。
亡くなったお姑様の写真も義兄は連れてきてくれていて食卓の見える位置に。
姪がビールを供えた。



宴会は深夜まで続き、私が寝てしまってからも続き
とんでもない飲酒量のはずだが、夫方の親戚は義兄姉たちも若者達も全体に
びっくりするほどに健康なので
翌朝は朝食をしっかり食べ、皆で遊覧船に乗った。
この遊覧船は客がカモメにカッパエビセンを投げ与えるという娯楽。
カモメがいっぱい来た。






現地解散して帰り道は私の好きな、みかん農家のジュース屋さんで休憩。
明るくて元気で親切で仲良しな親戚達に歓迎されて
幸せな集まりはちょっと疲れる。