少年メリケンサック

見てきたよ。
宮崎あおいちゃんかわいいよ。
25年前のパンクバンドのイケメン男子の
50歳のよれよれの姿がすばらしく酷い。

谷川俊太郎の詩で、
 愛するものはすべて臭い
 汗臭くない男はいないし
 臭くない子どももいない
  (そのうちまた調べる予定で、いいかげんな記憶だけ)
みたいなのを読んで好きだと思ったことがあるんだけれど 
キタナイのって、生き物らしくていいよね。
でも汚きゃ良いってもんじゃないけど。あたりまえだが。

田辺誠一の降って湧いたような謎のスターっぷりとか
石鹸三宅さんの筋肉美とか
銀杏峯田君のつぶらな瞳とか
キモイアイドルグループのやりすぎの楽しさとか
たのしく拝見いたしました。


やっぱりさ、人間若くてカッコイイまま死んじゃうのとかダメだね。
私はシド・ビシャスよりも
ぷくぷく太ったおっさんになったジョン・ライドンが好きだ。
でも酷きゃ良いってもんじゃないのが悩ましい所だ。
実際ムカっとくるしな。
(悩む場所を間違えている気もする)

あの町田町蔵の炸裂していた「爆裂都市」の老後の感じ。
峯田くんの目つきってちょっと町蔵に似てるよね。 
私は全共闘の思い出を誇らしく語る世代語ってしょうもない説教しちゃう態度がとても嫌いだ。
このおっさんパンクの面々の良いところは
かつての自分達を美化しないところ。美化のしようもないが。
昔もかなり酷くて、今もこんなだけれど、それで生きていくぜーっていう
リビドーっていうのか、やむに止まれぬ不治の初期衝動は愛。