アーティスト・ファイル2009

国立新美術館。面白かった。
やっぱりね、死んだ巨匠よりも
現在進行形で創作している現代作家を見るのって
楽しみだよね。
9人のアーティストの展示だったんだけれども、その中でも
特に目立っていたのが齋藤芽生
植物図鑑のような毒々しい花の絵がたくさん。
ただしこの花は架空の花。それぞれの絵についた解説もおもしろい。
剃刀でできた花、忘れたい恋を消化する花、液晶画面の光で咲く花など
いちいちコテコテのストーリの解説が盛られている。
そしてこの作家は4畳半神社という展示もあって、そこはおみくじ空間。
これまたコテコテの文面の大量の創作おみくじ。
出口では200円でおみくじが引けます。
私は「寂吉」で「夫は妻の人生劇場を見るための観客にすぎない」と
お告げを受けました。その解説部分は「獲物/最も近くにありながら最も遠し」等
ネバネバっと来るような感じが面白い。
作品集出たら欲しい。


宮永愛子のナフタリンでできたきれいな白い立体や
木箱、木の引き出しを利用した作品もとても良い感じだ。



これは美術館の外に置かれたアートキューブという展示スペース。

この人、大平實の大きな立体も面白い。


数奇な運命のカメラもアートキューブにて展示。