ドッグレッグス「ここまで生きる」
また娘と一緒に行ってきた。障害者プロレスのドッグレッグス。
タイトルの「ここまで生きる」が素晴らしいよ。
選手がそれぞれに障害の進行とか病気とかで
「試合の日までは生き延びる」というのがまず闘い。
生きて出場できて何より。
ET選手の引退試合。
支えられて宇宙遊泳のような足取りで入場し
バネ仕掛けのような進み方で這って前進して3ラウンド戦いきった。
選手どちらも死なずにしっかり戦えてかっこいいぞ。
聴覚障害のイケメンのキックを受けて
どうと失神して倒れる下肢障害の永野V選手。
すごい格闘技の迫力だ。
筋萎縮症の巨漢の元ナース、おばちゃん選手の霊子。
なんか神がかっていて草間弥生似。ほっこりするキャラクター。
なんでこの人がプロレスをすることになったんだかわからないけれど
本人はうれしそうだし、なごむ。
その対戦相手の看板選手の愛人(ラマン)。
これは酒をやめるしかないでしょう。
やめられないからこうなっているんだろうけれど。
去年は脳性まひで女装マニアでアル中でも元気だったじゃない。
次の試合まで断酒続けてご飯食べてまた元気に登場して欲しいよ。
で、がん患者でうつ病での中嶋選手ね。腹部に流血ペインティング
してるのかと思ったら、入場のときの変な動きは自傷行為で
本当に流血している。ちょっと許せん。
試合開始前にドクターストップもあるかと思われたが試合開始。
難病患者の関口選手にボコボコに殴られて敗退。
そうだ。思いっきり失神するくらいまでやっつけてもらいなさい。
今回も充実のドッグレッグス。
次回は8月、タイトルは「きっと生きている」
うん。みんなきっと生きている。