店を持つという空想

「いつか自分のお店を持つ」という空想は多くの人が持っているはずだ。
ケーキ屋さんになりたいとかお花屋さんになりたいとか、そんなことは
子どもの頃のようには無邪気に口にしないだけで。

先日、下北沢に行った際に北沢タウンホールの近くの古本屋の
古書ビビビ」と「ほん吉」に娘と寄って何冊か買ってその帰り道に
「お母さんは、本当はああいうお店の人になりたいのではないか」とたずねられ
「まさにそのとおりです」としか答えようが無い。


店を経営してそれを持続させるということは決して簡単な事ではないのは
大人である以上は当然の通念。
しかしそれでも「もしも自分のお店を持ったなら」と
考えてしまう事は止められない。

自分が気に入った傾向の本だけを売って、
ついでに安くご飯も食べられるような店がいいなあ。古本屋兼定食屋。
考えるだけならこれは楽しい。
今の仕事でまた磨り減ってきた自分をそんな空想で繋ごうとしている。



良い感じの古書店の店頭で、仕事に無関係な本を見つけて買うのって
なんでこんなに楽しいのかなー。