今年も水族館劇場

昨年やっと初めて見た水族館劇場
今年はもう公演初日に見てきました。
メランコリア 死の舞踏」

場所は今年も駒込大観音の境内




特設テント。だんだんと日暮れてきた。
高い位置に大掛かりな仕掛けがある様子。
空中スペクタクルの期待が高まる。



気付いたら足元にあひるがいた。
理由はあとでわかった。



野外劇から始まるオープニング。



公演初日のせいか、よく知ったお客さんが多いようで
なんかちょっとウチワネタ的な部分はいかがなものかでしたが
やっぱりハンドメイド土木作業的大スペクタクルは楽しい。
小中学生もけっこう来ていた。内容は怖かったり難しかったりしても
この迫力の仕掛けなら面白く見ていられるんじゃないかな。
まだ初日らしくセリフがあやしかったりするが、事故無くうまくいって欲しいね。
これでもかこれでもかとばかりに
舞台上の大きなセットは動いて回って夜空とつながってそこから
張り出して、大きく吊るして、そして落下する水水水。
物語は、流れ着いた謎の女、人形なのか患者なのか蛍なのか
牢獄サナトリウム、悪い星を見る魔導師、いたいけな覗き見無線士
それからいろいろ登場人物多し。
芝居は異界とこの世を繋ぐ。
静かな町のこの寺の境内がまさに「異神の森」
テントの中と外がつながって、奥行きと高さのある仕掛けと
死と過去と予感の物語とで、四次元空間スポットが形成されている。
しかしこの四次元空間は手作り感に満ちてアットホームでさえある不思議。