息子災難

息子の中学校は、1.2年生はもう夏休みなのだけれど
3年生は夏休みに入るのを5日間遅らせて
その期間も登校して授業を受ける。
ゆとり教育の路線変更のためそうなったらしい。

そしてこの日は、授業の内容の都合でジャージ登校。
そしてこのとき、息子は家の鍵を持たずに行ってしまった。
昼食前に下校してから、鍵のないことに気付いた息子。
天候は断続的な土砂降りの大雨。
なぜかポケットに持っていた小銭で近くの店でパンを買い
誰に何か連絡をするでもなく
自宅玄関前の軒下でそのまま、家族の帰宅を待ち、
親はそんなこととは知らず残業。
娘が夜8時半に帰るまでの8時間ほどを
軒下で立ったりしゃがんだりしながらすごしていたという。
この日は夕方から塾に行く事にもなっていたし
せめて、傘をさしてそのまま早めに塾に行って
親にもそこから電話をくれていればと10時に帰宅した私が言ってみたが
息子は「だって、中学のジャージのままだったから」と
その発想はできない回答。悩む箇所はそんなところなのか。
「だって、8時間も玄関前にいたんじゃ泣きそうだったでしょう」と言うと
「ああ、でも、ちょっと面白かった。
 雨がたくさん降っているのをじっと見ていたら3時間くらいはすぐたつ」と。
どこまでが本気で言っているんだ息子。
親はどこまで心配すればよいのかがわからない。