そうか、行ったんですか
今朝は職場で、若くて体育会系のさわやか好青年が同僚たちに語っていた。
「僕とNさんは昨日は一緒に出張先から直帰だったんですけれど
Nさんが、これから映画を見に寄るからここで車を降りるって言って
そこは公共施設の貸しホールなんだけれどその前が
街宣車とか、機動隊とか、大声で抗議してる人たちとかで
もう大変な騒ぎになっちゃてて、
僕そんなの近くで見たの初めてで驚いてNさんに、危なそうだから
車から降りないほうがいいですよって止めたけれど
Nさん全然あわてずに、大丈夫だいじょうぶって
車から降りてプラカード持ってる人たちとかをどんどんかきわけて
建物にはいっていっちゃったんですけど。心配なんですけど。
なんかね、政治と暴力とか書いてあって、すごい変な絵のポスターで。
あれはいったいどんな映画だったんだろう。」
あああ、そうか。
渡辺文樹監督の「三島由紀夫」「赤報隊」の上映は昨日だったんだ。
真面目で温和な中年男性Nさん、仕事以外の話はほとんどしたことがないけれど
ふむふむそれはそれは。
Nさんは今日も出張。好青年の証言がうわさを呼んで
本日の予定表には「拉致?」とかこっそり書かれちゃったし。
明日もその会場で「天皇伝説」やるんだよね。できるのかな。
私は夜までかかる出張入ってるから行けないけど。
あ、なんか、全く誰にも言い訳する必要なんかないのに
自分が行けない明確な理由があると何故かほっとするわ。