春は移動の季節

ちょっと久しぶりの友達の集まり。
その中の一人は来月から新しい職を得ることが決まり
今月末には遠い地方に引越しをする。
「僕、実は一人暮らし初めてで、洗濯とか自炊とか
 なんか自信が無いんですよ」とか言ってるし。
彼の新しい仕事は、かなり大勢の若い女子と会うことが不可避。
そして彼は知性品性そなえた美青年。
娯楽に乏しそうな土地で、大勢の乙女の前でそのような発言は
リスクが大きいと私は忠告したが
「え〜?なんでですか?」と危機感ナッシング。
「私が私がって、エプロン着用の女子たちが
 あなたのパンツの洗濯をするために部屋に10人くらい押しかけてきて
 戦いが始まってしまうからです」と解説して差し上げたのに
「大丈夫ですよ〜、そんなことありませんよ〜」と微笑んでいて
ああ、おばちゃん、キミのことやっぱり心配。


そして集まった中の別の一人の少々弱り気味の近況を聞く。
その人も私の知り合いの中でも屈指の魅力的奇人変人だが。
神経が繊細なのに、やたらユニークで精力的なだけに
そこは撤退するでしょうという状況で強引に前進して創痍みたいな。
「ガラスでできた戦車のような人だね」とつい本人に言ってしまったのが
本人はじめ、集まった友達一堂に賛同を得てしまった。ヒドイ。
それでも前進する姿は美しいが、御自愛大切に。