六本木の春先は

六本木で昨年も見た。今年も行ってきた。
森美術館の「六本木クロッシング」と
新国立美術館の「アーチストファイル」。
なんか昨年はもっと面白かったような印象があるんだけれど…


六本木クロッシング」で一番印象に残ったのは
ドキュメント映画のような作りの短編映像の「ミチコ教会」
山の中の小さな小さなトタン作りの質素な家が
そこに住む老人の意思によって教会になっている。
これ、良い映画ですね。

高嶺格さんの、自分の結婚をめぐる記録作品はもっとじっくり続きを見たい。
しかし私は高嶺格さんは2005年の横浜トリエンナーレ
あの暗いプールを見下ろす体育館のような部屋で見た驚きの映像インスタレーション
「鹿児島エスペラント」をもう1回やっていただきたいとずっと思っている。
あれ以上に凄い映像作品って、そうそうないんじゃないかな。


「アーチストファイル」のほうは
石田尚志さんの映像がとても良いです。
部屋だったり海だったりつぎつぎと変化してすごい。


あと、日本語の本をこんなふうにインスタレーションで使うのって
初めて見たけど、福田尚代さんの作品は楽しい。