冷蔵庫を買った

うちの冷蔵庫が古くなって、だびだびと水が漏れる日々だった。
耐用年数からしても買い換えざるを得なかった。
地元の家電量販店で冷蔵庫を選んだ。
どうして日本の家電売り場には、こんなにたくさんの種類の冷蔵庫があるのか。
「こんなにたくさんなくてはいけないのでしょうか」
と、大きさ違いとかで仕分けして全社合計で5機種くらいあればもう十分じゃないかと思った。
そして家電量販店というのはウルサイ。
店のテーマ曲がひっきりなしに流れ、店員たちが大声で営業声を出し、
おまけに見本の冷蔵庫にメーカーのスピーカーがしかけられて、そこからそれぞれ各社の冷蔵庫の素晴らしさを「は〜いコンニチワ、僕○○ちゃん!氷がおいしいって大切だよね!」とかエンドレスに語りかけられる。
そして節電だとか容量だとかエコポイントとかもう何がなんだか。
この日は本当は吉祥寺での爆音映画祭に行きたかったんだけれども
私は体調不良で、おとなしく地元で冷蔵庫を見ることにしたのに
この喧騒と、商品選びのストレスで、私のお腹が爆音映画祭
家電量販店の中で、冷蔵庫売り場とトイレを4往復するという大変な状態。
そしてなんとか選んだのが、冷凍室の一部が温度設定が変えてある仕掛けのもの。買って自宅で実際に使い始めてびっくり。
パックに入れた薄切り肉が凍っているのに固まらずに手で簡単に1枚1枚にはがせる。切って凍らせたメンタイコとかが固く凍結せずに、シャリシャリとシャーベット状なので、冷凍室から出してすぐにご飯に載せてもそこそこOK。こんなハイテクな戦いが商品みちみちの中にあったのか。