意外と世の中は寛容かもしれない

通勤電車の窓から、通過駅のホームに
加藤泉の作品みたいなものが見えたので
やっぱり自分は疲れているからそんなものが見えてしまうんだ
人間すごく疲れていると加藤泉的なものって見えちゃうものなんだよきっと
と考えながらスルーしていたが
それは本当に箱根彫刻の森美術館加藤泉展が開催される
そのポスターだということが後日確認できた。

私がもし小学生くらいの子どもだったとして
家族で箱根旅行に行って、彫刻の森の広い芝生ではしゃいで
そして館内に入って加藤泉彫刻の群れと対面したら
その晩は熱を出すかもしれない。

しかしこの企画が開催され、ポスターもこんなに張られているとは
意外と世の中は受け入れの懐が深いのかもしれない。
怖がっている子どもがいたら
「オトナの心の中にもいろいろなよくわからないものが混じっていて
それを怖がらないでそっと取り出してカタチに作れる人がいて
それを他の人はちょっと見せてもらって
なんかよくわからなかったり、良いなと思ったりして
また普通に暮らしていくので大丈夫なんだよ」と教えてあげたい。