本のプレゼント
「私は本屋でバイトしていて良かったよ」と娘は上機嫌で帰宅。
今日は高校の制服を着た女の子のお客さんが
「あの…寺山修二ってありますか?」と娘のところにききに来たという。
娘はわくわくしながら棚に案内し、単行本ならここ、文庫ならここにと
説明したところ、女の子は困ったように「どれを選んだらよいのでしょうか?」と。
そうですねー、まず「書を捨てよ」からですかねー、でもそうでなくても
とか少し話してレジに戻ったら
その子は寺山修二の文庫本ばかり5冊まとめてお会計し
「プレゼント用に包んでください」とのこと。
先方から寺山修二指定があったんだろうか、大丈夫なんだろうかと
気になりながらもにこにこしちゃう話だ。
しかし本屋には「プレゼント本」と呼ばれるジャンルが存在するという。
「相田みつを」とか「星野富弘」あたりが頂点。
それと「あなたに送る元気になる言葉」みたいなタイトルの本が
次々と入荷してはプレゼント包装されて売れていくという。
そして本屋が1年で最もプレゼント包装するのは12月23日だそうだ。
3月末とか4月とかではないんですって。
絵本はもちろん、定番のプレゼント本も
12月23日には次々とクリスマス包装で売れる。
なんか、今くらいからその日に向けて
プレゼントに良さそうな本のコーナーを
良い感じで準備しておくと良いんじゃないか。
私が提案したセレクション
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なんか色がきれいでプレゼントっぽいと思う。