松山ケンイチがもてていた

このところなんだかまた自分の生活時間が、働いているか
疲れているのかの2択になりかけていて、
まあだいたい疲れてぐだぐだして暮らしているわけです。

娘はこのところ村上春樹を次々と読んでいて、
まあ本屋のアルバイトさんだから売ってもいるわけで
ノルウェイの森」の割引券があるからお母さんも一緒に行くかいと
誘ってくれたので行ってきた。

なんかこの映画のポスターが「イマドキの泣ける恋愛映画」っぽくて警戒したが、
なんというか、そのまんま「村上春樹ノルウェイの森」が映画になった感じだった。田舎の広い風景も、大学の中のゴチャゴチャしたところも、ミドリのおしゃれも、音楽もとても美しい。
松山ケンイチのあのしゃべり方は、私はあれはあれで心地よく聞いたぞ。
だって村上春樹の「僕」なんだから、やっぱりああいうしゃべりかた以外には無いと思うし。
それで松山ケンイチのワタナベ君は、やたらもてる。
20歳の娘と一緒に母親が映画館で観る映画にしては、松山ケンイチはセックスしすぎだと思う。セックスもしすぎだが「なかなかうまいね」とかいう台詞とその微笑みはいくら松山ケンイチでもどうなのよ。
しかし原作もやっぱり、セックスと次々と静かに人が死に去るのと、曇り空の気分が主な部分だと私は思っているのでこれで納得だ。
あと、「地図が好きな学生」はほとんど目立たない登場だった。しかたあるまい。