ついに退職届を出した

いやもうこの数ヶ月間続いたヘロヘロ状態。
被災地出張の期間だけは逆に健康的だったけれど
戻ってきたらやっぱり無理だわ、これ今の仕事が合わないんだわと
もうこれ続けてたら病気が進むばかりだわと退職届けを出した。
休んだって、また復帰すること考えちゃったら病気は治らない気がするし。
ちなみに私の病名は、お堀に囲まれたところで暮らしているさる雅な婦人と
同じです。あらあら彼女とは年齢が同じなのに診断もおそろいですわ。

まあ私は、この病気の症状の一番酷かったときよりは今は軽くなっているし、
実際に退職するまであと2ヶ月近くあるけれど
それまで頑張ればいいやって感じで、ああでもあと2ヶ月って結構長いわ。


体調不良になって、この病気の症状が出揃ってくると
自分以外の人たちのことが、大体みんな凄い偉人に見える。
菅首相はあれだけ辞めろとか大勢に言われても粘れる驚異の精神力だ」
「やいやい言ってる自民党側の安倍さんなんか、あんな辞め方したのに
 ちっとも何の引け目も感じていないようで堂々としていて凄い」
「職場でどうもピントがずれていることをいつも言っている人がいるが、それを本人は気に病まず元気なのが凄い」


 仕事がちゃんとこなせていて手際よく働いている同僚はもちろん偉人だし、逆にいろいろ問題はあっても元気な人とか、テレビのニュースに出てきた犯罪者まで「こんなこと決心して実行しちゃってしかも生きていて凄い」とか、もう本当にすべての人が自分よりもそれぞれ本当に立派に思える。
 さすがに服薬して症状がちょっと落ち着いてきたら、短時間で大金を奪った強盗のニュースを聞いても「私だったらそんなに手早くちゃんと強盗できない。この強盗さんたちに比べて自分は全然ダメだ」とか落ち込まなくなった。医学の力だ。