家族で面白く見れる名画

映画館にはあまり行っていなかったけれど
娘がツタヤのレンタルDVDを借りてくることが多いので
付き合って見ていることはよくある。
しかし途中で寝てしまう率が高い。
あと最後まで見たけど内容が思い出せないのが多い。無気力だからか。


そして最近は娘は黒澤明の映画を続けて借りて来る。
古い黒澤明を見て、「これってこんなに面白かったのか」と
私は今さら思い知りました。
家族4人が皆で集中して見ていられて面白い映画って
我が家で最近はあまりなかったし。(ラピュタくらいかな)



どん底<普及版> [DVD]

どん底<普及版> [DVD]

ゴーリキーの「どん底」を時代劇にしている。
私は中学生のときに岩波文庫で読んだ「どん底」で
「手風琴」とか「韃靼人」とかの言葉を知った。
そんな知識よりも英単語でももっと覚えようという知恵は無いまま今に至る。

あのゴーリキーの小説を読んで思い浮かべた感じが
そのままに日本での場面になっている。
最底辺の貧乏住人達がみんな素晴らしい役者達で
途中ちっとも飽きることなく見れる。
本当にこれ以上なく酷い貧困なんだけれど映画が良く出来ていて
暗い気持ちにならずとても面白い。


隠し砦の三悪人<普及版> [DVD]

隠し砦の三悪人<普及版> [DVD]

娯楽としての映画ってこういうのを言うんだね。
見ていて悩むこともイラつくこともなく楽しい。
エロ無しグロ無し説教無し、美脚有りアクション有りおとぼけ有り。
イケメンの若侍の三船が、美しい元気な姫君を守り
ドジっ子同行者あり、「裏切り御免!」にしびれる。


生きる<普及版> [DVD]

生きる<普及版> [DVD]

公務員映画の最高峰とは聞いていたが
実はこれ初めて見た。
素晴らしいよ。普通の市役所のおじさんが人生最期に誠実に仕事をする。
それがこんなに感動的なんだよ。
全国の公務員はもちろん、公務員叩きをしている人もそうでない人も
これは見て皆で感動して泣こうではないか。
でも私はまだ当分働かないけどね。
映画の市役所では背後にいつも書類が山積みでリアル。