国芳の波が来てるようだ


歌川国芳を見てきたら、思ったよりも何倍も楽しくて
思わず分厚い図録を買ってしまった。
あんなに頑張って自宅の書籍等を処分して減らしたのに何をしているんだか。
でもこれは自宅でじっくり見ても面白いので後悔しない。



森アーツセンターで前期展示開催中。
私はちょっと侮っていた。六本木で浮世絵だしそんな混まないだろうって。
とんでもなかったよ。ちょっとした入場待ちも有る混雑振り。
そして客層が幅広いというか若かった。
で、また、カップルとか友達とかで連れ立って来ている若い客が
楽しそうに感嘆しながら鑑賞していて、こういうのってとても良いね。
「これどうなってるの?」「見て、こんな怪物もいるよ」「鯉でけぇ」
「この格好可笑しい」「だじゃれか」「すげえ強そう」などなど
見ると思わず誰かに話しかけたくなるような絵が多いね。
係員が何度も「白線よりも下がって鑑賞」とか注意しているけれど
思わず顔を近づけて指さしながら見たくなる。

展示替えをするそうなので、後期も見に行きたい。


町田市立版画美術館でも、3月3日〜4月1日
「浮世絵  国芳から芳年へ」という企画展がある。


私は浮世絵はほとんど興味がなかったんだけれど
「血まみれ芳年」だけは面白いと思っていた。しかし
これでいきなり国芳大好きになってしまったから
地元で国芳芳年が一度に両方見れるなんて嬉しい。
どんな展示になるのかな。とりすました退屈なのじゃなくて
いろいろ面白いのが並ぶといいなあ。





「没後150年 歌川国芳展」の帰りに東京タワーと満月を見る。