[宮藤]うむ、的場浩次か
- 作者: 宮藤官九郎,漫☆画太郎
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2003/08/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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宮藤官九郎が、自分とほぼ同年齢の人たちと対談して
もし中学の同級生だったら、とか妄想して一冊にしちゃった本。
担任の先生は遠藤ミチロウ氏だって。まだそこまで読んでないが。
意外に面白い対談相手は的場浩次。
すごいね。クンクとは年齢が近いことと、日本の男子であること以外に
ほとんど接点がない。そんな2人がしゃべっているから、仕事って面白いね。
彼はツクリモノではなく、生まれながらに的場浩次だったのね。
返り血の似合う最強中学生。こわいよお。
先日結婚した、私の夫方の2人の甥が彼に似ている。
実際本人も「的場浩次と氣志團が好き」って言ってたし。
思わず頼りたい気持ちになって、息子について相談しちゃったよ。
どうすれば、同級生のいじめに反撃できるかって。
「まず、軽く一回叩かれたら、こういう顔で振り返ってやれば必勝」って
やってみせてくれたその顔は怖すぎて、私も一秒見て泣きそうになった。
息子が体得するには百年かかりそうなワザだわ。
逆にその甥達の母親からは
「人様にケガをさせて親が謝ってばかり。おとなしい子がうらやましい」
とか言われる。人の悩みは親戚同士でもいろいろだな。
で、またこの本なんだが
やっぱり及川光博(職業ミッチー)は素晴らしいね。
この対談に現れた彼の、キラキラ依存症でちょっと孤独でキザオな
素晴らしさを、しっかり「マンハッタンラブストーリー」で全開にした
宮藤官九郎がやっぱりスゴイと思った。