ジャバーウォック

町田の古本屋で好きなのは高原書店とジャバーウォック。
実際は大きいブックオフをその何倍も利用しちゃっているんだけれども。


高原書店は数年前は駅のすぐそばにあって、今は数分歩いたところのビル。
小さいビルが全フロア丸ごと高原書店。脇に未整理の古本が積んである階段、
部屋の奥にまた部屋があるような込み入った間取り。分類の仕方も良くて、
ちょっとホコリっぽくて適度にゴチャゴチャで好き。
大量の古本なのに「なんでこんな本がベストセラーなのか不快」って思うような、
新刊本屋で山ほど平積みされていた本はあまり見当たらない。
こんな面白そうな本があったのかと楽しくなって、たまに行くと長居してしまう。


ジャバーウォックは小さい店。古本の他に古い食玩みたいなのも売っている。
ちょうどよく狭い。そして店に置いてある本が全体的に良い感じの本ばかり。
少し前に本屋で平積みされていたような本が、これほどまできっぱり
無視されているめずらしい店。
もしも自分の自宅に広い書庫があったら、こういう感じで居心地良くしたい。
とか、思ってもしょうがないことを思う。

キキ 裸の回想

キキ 裸の回想

ついに買った。実は半年以上前から時々この店で手にとっては眺めていました。

別役実の当世病気道楽

別役実の当世病気道楽

レジに持っていったらお店の人が、別役実の童話集が復刊されて今ならリブロで買えるとか、別役実は「淋しいおさかな」が最高に素晴らしいが今はこの店にないとか、自分の店の利益にはならないことを、とてもうれしそうにとつとつ語る。良い店だ。