葬儀終了

父は陶芸をする人で、大病をしていた人でもあって
数年前には陶器で十字架のキリスト像を焼いて
重い木の台にそれを固定したものを完成させていた。
やはりそれを自分の棺のそばに置いてという希望。
お花と一緒に棺のそばに飾り
写真やその他故人のお気に入りも飾って
少人数で音楽と一緒にお別れ。


火葬が終わり、遺影と遺骨を自宅に安置するのに
家族で相談しながら祭壇を作った。
無宗教葬儀ということは、戒名もないし位牌もない。
家にあった台や布を組み合わせて
故人の陶芸作品や花なども飾って、
これなら本人も満足なんじゃないかという出来の祭壇完成。


「お父さんは自分の葬式にも出てきて指図するような人だって
ずっと昔から言ってたけれど、本当にその通りだわ」と母も言う。