F女史にほめられる

完全無職の初日に自宅にF女史が初めて遊びに来てくれたので
非常に良い記念日になった。
F女史とは知り合ってからまだ1年に満たないが
私の今まで会ったことがある人物の中では最大級のキャラの濃さだ。
すごいよ。なんかいろいろすごいよ。で、とても面白い。
中身に私の未知の領域の学識やら、生活行動力やら、概略さえ把握しきれない
くらいの経験値とか、すごくたくさん詰まっていて明るくて元気だ。
こんなに滅多にいないような人なのに、私はなんだかF女史の学識話とか
あまり詳しく聞かない。自分のことを話してしまう。それをF女史はとても
興味深く支持的に聞いてくれて、私はいつもより自分に肯定的になる。
F女史は新しい職場で元気に頑張っていて、その上さらに他のことも準備中だ。
申し訳程度に作ってお出しした手料理を、テンション高くもりもり食べて
美味しい美味しいとえらくほめてくれた。
足の踏み場が少ししかなかった室内を、2時間ほどで多少なんとかした程度だが、
良い家でくつろげると大変ほめてくれた。

よし、そうだ。私はほめられると伸びる子だったような気がする。
今なら自宅にどんどん人が来ても鷹揚に招きいれ余裕で手料理を振舞うことが
楽勝でできる気分になってきた。