誰のパンツだ

我が家も子どもが小さい時には保育園児がみなそうであるように、
パンツでも靴下でも何でも衣類にはとにかく名前を記入または縫いつけていた。
小学校に入学後もパンツにまでは書かなくなったとは思うが
まだ衣類にも記名することは多かった。
しかし子は成長していつのころからか私服に記名することはすっかりなくなった。


このごろまた私は学生時代に教わっていた先生の言葉を思い出す。
その先生は東大から来ていたまだ20代くらいの男性外科医で
何かの話をしていた時に
「キミたちは自分のパンツにちゃんと名前を書いていないのか?」
と真顔でたずねた。書いてるわけないっすよと当然皆即答すると
「それは女子だからですか?」と聞く。
「女子だろうと男子だろうと、通常は10代以上で下着に名前書くことはない」
と学生達は答えたはずだ。
するとその先生は更に驚いて
「自分は今でも新しいパンツは、はく前に必ず自分の名前と日付をマジックペンで
書いて、そして1年たったら捨てている。子どもの頃からずっとそうしている」と。


うちさあ、最近また洗濯物の混乱が更に多いのね。
子ども達が私よりもとっくに体格は大きくなっていて似たようなサイズ、
各自がどれが自分のでどれが自分以外の人の物なんだかあまり認識できていなくて
適当にしまい込んでいて、でもなんとなく違和感があったりするから
デッドストック化していて、もともとの持ち主は微妙に衣類不足とか。
また書くか。名前。夫と息子(中2)のパンツとかにこっそりと。