本日の水道管破裂事件の真相

今日は自宅でちょっとした大騒ぎな事件があった。
私が出先から戻った午後、自宅玄関前でシャベルを持ち不審な動きをしている
息子(中2)がいた。その足元には大量の水。
水は見る見るその量を増やし、玄関内への浸水レベルまであとわずか。
何この景色。ポニョなの?
息子は1人でその庭先でコンコンと湧き出している水をすくっては
1メートル程先に撒くことにより、玄関内への浸水を防ぐという
絶望的な反復作業に没頭している最中だった。


息子は母親が出かけている間に急に
玄関先にシャベルで穴を掘ることを思い立って実行したところ
地中の水道管の破損に至ったという。
お母さん優雅にカフェに寄り道しなかったのは、虫の知らせってやつか。


私はあわてて水道メーターを探してバルブを閉めてみたが全く水の勢いは衰えず。
明らかに水道メーターの位置よりも道路側での破損だもの。
とにかく息子にその反復作業を続けるよう指示し、
私は水道トラブルの修理業者を検索。パソコンの立ち上がりの遅さに
キイイーっとなりつつ、それでも電話した業者さんの言うには
「あと3時間後くらいだったら行けます」それじゃ遅いよー。
次に電話した所では「その部位は水道局の管轄です」って。
で、水道局に電話したら、「やっぱり業者を呼ぶしか」って。
そのやり取りの合間合間には「かけなおして返事しますのでお待ちください」
がはさまれるので時間がかかる。


その間、仕事中の夫にも電話したら
「バルブは開いて家の中の水道蛇口は開けて、破損部位からの水圧を下げる」と、
おお、なんかちょっとは役に立つ意見じゃん。
しかし破損部位にタオル巻いてしばってみろとか、どうなったとか何度も電話してくる
夫に「そんなことさっきから私は今やってるって言ってるでしょう、
両手使って作業してるんだから余分な電話何度もかけてこないで!」とキレる私。
仕事中に家のトラブルを心配し妻にキレられる夫、気の毒ではある。

水道管タオル縛り作戦で水勢はやや落ちたものの
息子は蚊に刺されながら反復作業を延々繰り返し、
私が電話し始めてから1時間半後に水道工事業者様到着。
水道工事屋さんは、なんて素晴らしいんだ。
おじさん達がささっと手際よく修理してくれた。
水道工事屋さんがカッコ良く輝いて見えるよ。なんて立派な仕事だ。
近日修理費の請求が来るけど。


で、どうしてこんな場所で穴掘って水道管壊しちゃったの?と理由を聞く。

息子は今年の夏休みの自由研究として
「電池式の小型ラジオを地中に埋めてみた場合に、
 普段聞いている音量くらいでは、
 どのくらいの深さに埋めれば地上から聞こえなくなるものなのか」を
確かめようと思い立って、玄関を出てすぐの地面に穴を掘り始めたら
シャベルの先に何かの手ごたえを感じると同時に水が湧いた、とのこと。
「ラジオはちゃんとビニール袋をかぶせてから埋めようと思った」という。

なんだか相変わらず謎が多い息子だが、今回のこの事件を自由研究に
しっかり生かす方向で考えてもらいたい。