横浜トリエンナーレの一部

横浜トリエンナーレのメイン会場にもまだ行っていないが
三渓園日本郵船海岸通倉庫に行ってきたよ。
娘は来週、授業としてクラス皆でメイン会場は見に行くとういので
今日は私と娘でこれだけ行っておこうってことで。


逆の順番に回ればトリエンナーレのチケットを見せて三渓園の入場料が
いらなかったんだけど。でも晴れて暖かい時間に三渓園見たいし。



三渓園は、菊花展が開催中だった。
トリエンナーレ見に来ましたって感じのお客よりも、気分良くお散歩に家族で来ましたって
かんじのお客が多い。



なんかこういう展示も楽しいなあ。


こういうでかい大輪の菊花に顔面をモフモフうずめたい、と言ったら
娘に「葬式のときにそうして欲しいの?」と冷静にきかれてしまった。



そしてこのとても立派な古民家での展示。
縁側から座敷をのぞくと、男女のダンサーが
ゆっくりした動きで抱き合ったりキスをしたりしているのが見える。
こ、これじゃ、カップルを覗き見している不審な人なんじゃないか私は。
と気付いたら、座敷の端にはそのダンスをじっと静かに鑑賞している人々が座っていた。
私達も中に入り畳に正座して、その無音のダンス、カップル抱き合いの静かな動きを見る。
建物の外からは通りすがりの人たちが次々とのぞいている。
畳に真面目に座った私達は、外からの客にのぞかれながら
ダンスを観つつ外の客も見つつ、見られている自分も見つつという多重構造となる。
古民家の重量感とこの不思議な感じ。



もやもやとした霧を作って光をフラッシュさせる展示は、散歩客にも人気。


あと、内藤礼さんの展示が好きだったんだけれど写真を撮りそびれた。
小さな小屋(茶室)での1本の糸の静かな動きの展示。
静かにじっと見ていると良い。
まわりの人たちの会話とか、さっさとした行動にいまいち加われずに
近くに落ちていたホコリの動きとかをじーっと見続けてしまう
タイプの子だった人は、この展示は好きなんじゃないかな。(続く)