学生のと先生のと

地元の美術館で毎年恒例でやっている「全国学生版画展」を見た。
自分の面白日記みたいなのを木版画でぼりぼりと彫って壁新聞作品にしたのとかもあって、
なんか今年は楽しげな感じの作品がわりと多かったんじゃないか。

それから銀座まで出かけて、娘の高校の先生の個展を見た。
昨年に続いてやはり、この先生の個展は気が遠くなるような緻密な新作の数々。
テンペラ画も鉛筆画もとにかく尋常でない緻密さ。そして優美さ。
毎日毎日、学校では生徒のことやたくさんの雑多な仕事がもりもりあるのに
もう10年以上こうして毎年こんな超絶技巧作品で個展をしている。
先生は忙しいはずなのに、普段からなんか元気っぽい。
俺はすごいんだぜわっはっは、的な明るい自信に満ちている感じ。
なんか見ていて安心するなあ。