変な塾がおもしろい

その塾に電話をしたら、ちょうど今
中学3年生の授業をやっているところだという。
息子と2人で見学にさっそく行く。小学生から高校生までの小さい塾。

20代の若い男性が先生。中3の生徒は3人。
生徒達と先生とで親しく質問しあいながらの英語の授業。


そして先生からプリントをもらってこの塾の説明を聞く。


・毎年夏には、高校生と中学生による8泊9日の合宿がある。
その合宿では勉強は一切しない。中学3年生が主役。
自分達でご飯を作ったり、湖で泳いだり、話したり、勉強より大切な事をする。
人間が成長するので勉強はそのあとから頑張る。
合宿の前後に自主的に1人合宿や一人旅を希望する場合は、塾は止めないので親と相談するように。

・英語の勉強を生かして英語劇をする。

・中学生は3分間スピーチ。高校生は30分間スピーチをする。

・生徒が得意科目の講師をすることもある。

・塾の休み時間は各自の自由にする。ちなみに先生はウクレレの練習。

・高校進学はそれでも実際今までの実績で見ると大丈夫らしい。

・今の先生は小学生から高校までこの塾に通った卒業生。人気がある。


思っていた以上に個性が強い塾だわいと驚いて笑いながら
息子に「きみの想像していた変な塾ってこういうのだった?」ときいたら
驚異の答え「うん。8割がた同じだった」ですと。
「何い。この世に中学3年生に勉強時間ゼロの8泊合宿をする塾が存在するって
どんな想像と一致してたっていうのよう?」ときくと
「8泊合宿は想定外だけど、英語劇とか、生徒が先生とか、そういう塾は予想してた」
と平然と答える息子。
こんな不思議面白い塾が存在することにも
それを「8割がた予想通り」と言う息子にも吃驚ですわ。
ここに決めちゃおうかなあ。