息子の好きな駄菓子屋

息子はよく、ひとりで自転車で片道1時間くらい川沿いを走行してくる。
お気に入りのコースがあって
地元のちょっとした川に沿ったサイクリング道路を進んでいくと
隣の市に出て、川幅がどんどん広くなり
川の土手が隆々として草木が繁り立派になってくるのが良いらしい。
そして隣の市の新しいショッピングモールのある場所の近くには
行き着けの駄菓子屋があるという。
息子いわく「居酒屋風の駄菓子屋」で
そこではいつも5人の御婦人が従業しているという。
そしてその5人ともが、快活によくしゃべる人で
息子にどこから自転車を漕いできたのかきき
「まあ、そんな遠くからなの〜」と一様に驚き
それを覚えていてくれて、息子が寄るといつも麦茶を振舞ってくださるという。
だいたい、5人も従業員がいる駄菓子屋というのは本当に実在するのか、
居酒屋風の駄菓子屋とは何なのか
なぜ息子は1人でいつも同じコースを行って帰って来るのか
謎は多い。