アラマタ先生とパンツ

本当は前からこの日はお出かけがしたかったんだけれども、
翌日から始まる自宅のトイレとその周辺のリフォーム工事に備えて
物を片付けたり、棚を移動させたり、移動したものを置く場所を確保したり
そんなことを真面目にやらざるを得ない。

物を移動したり捨てたりしつつ
やはり、うちは散らかっていた本を本棚に戻すと
本がナダレ状態になってしまうという現状に直面。
私と娘とで、ダンボール6箱ほどの本と漫画を
古本屋に持っていった。
町田の高原書店はとても良い古本屋で
ブックオフと違って、古くても内容が良い
絶版新書とかも丁寧に扱ってくれる。


持ち込んだ本と漫画は買取価格合計2000円だったが、持ち込みついでに
ここで娘が古雑誌2冊、私が文庫本1冊買ったら2300円だった。
わりとよくある話だわね。

娘が見つけて買った「芸術新潮の1999年5月号」が良かった。
古本屋の棚の間から
「お母さん、すごいよこれ
 アラマタ先生がパンツ見て大喜びしているよ」と教えてくれた。
10年前の荒俣宏が、早稲田大学の演劇博物館で
その収蔵品であるストリップの女優さんの衣装のツヤツヤしたパンツ
いわゆるバタフライを手にして至福の微笑みを見せているカラー写真。
これはなんか縁起物としてご利益がありそうな写真だな。
あと、あまりにも怖すぎて非公開になっている四谷怪談のお面と荒俣宏
私は演劇博物館は行ったことがないけれど、楽しそうだな。
他のページには、若々しい明和電機の兄弟そろっての写真と
当時まだ副社長だった信道氏インタビューも載っていてこれはアタリだ。


高原書店はこのごろは子どもの本が充実していて
古い絵本が大切にされているので、
今度はまたうちにまだたくさんある昭和の絵本を持っていってみよう。