ZOKEI展おもしろかった

先日は東京都町田市と神奈川県相模原市の境を流れる境川沿いを
自転車で南下して江ノ島までいったわけだが、
逆にそこを北上するとどこに行くか。

境川沿いはほぼずっと住宅地が続く。


川面にうつる影がうきうきカップルのようで中年夫婦ですまん感じ。


町田から自転車で1時間半ほどサイクリングロードを八王子方向に行けば
やがて川幅は狭くなってきて、相原に着く。


相原の駅から乗馬クラブの前を通れば造形大。



東京造形大の卒業制作の展示を2日間だけ、ZOKEI展として一般公開している。
造形大は小さめの美大だがそれでも展示は見切れないほどたくさん。


大きくてカッコイイ金属彫刻


大きな木から削り出すのって、誕生って感じで素敵だ。


これは展示ではなく、野外に放置されてしまったもの。
捨て子が野生化してたくましく生きているようだ。


絵画も「これはすごい」と感心するのがいくつもあって
でも、私がすごいと思った作品は意外と受賞作品ノミネートは
されていなかったりした。


映像インスタレーションで、別室で撮影されている人物の映像が、
展示室に居る人の隣に映し出されて、その掛け合いのように
見える作品とか楽しかった。


とても印象的だったのは、真っ赤な布で作られた動物の顔がついたマントを
きちんと正装した親戚一同が着用している記念写真。
協力してくれた寝たきりのおじいさんとか、小さいおばあさんとか
とても趣き深い。


今回見たうちの一部は国立新美術館でこれから開催の
東京五美大展でもまた見れるんじゃないかな。