小学校の図工は進化している
小学生の図画工作展というのは、どこの自治体でも
やっているのではないかと思うんだけれども、
客はほとんど小学生の親とか祖父母なんだけれど
それ以外の人が見ても面白いと思う。
私の地元の小学校の図工は、前から「これはすごい」と思うことが
多かったんだけれど、更に近年は技巧が進んでいる。
幕末の歴史の勉強のあとで、それにちなんだものを選んで作っている。
これはペリーの黒船。
黒い紙に、灰色の紙とアルミホイルを貼ると
とてもロボットらしくなりますね。
明るい色を塗った紙を黒く塗りつぶして、そこをスクラッチ。
お城のシルエットに切り取って、水彩で鮮やかに塗った画用紙に
貼り付ける。きれい。
マーブリングで彩色した紙に、黒い紙を2つ折にして切り紙をして
シンメトリーになったものを貼り付け。
多色刷り木版画
薄い紙を細く丸めて台紙に貼って彩色して
化石っぽく作っている
版画を色違いで刷って、黒い紙に描いた手の絵を切り取って
貼り込んでいる。
彩色した別紙を魚の形に切って黒い紙に貼り、
ポスカで点々を描いている。
厚紙で蝶や時計を切り出して、それを黒い台紙に置いて
マスキングにして銀色をスプレー。
切り出したものも貼り付け。
先生方が研究熱心なんだろうなと思います。
今どきの小学生はいろんな技法を知っている。