直島で大竹伸朗銭湯

犬島、豊島の次は直島に行く。
直島は以前に友達と行って、美術館や家プロジェクトを見た他に
たくさん歩いて島に点在する野外の立体作品を巡って楽しみましたが
今回初めて行ったところは
それは港のすぐそばにできた素晴らしい銭湯「Iラブ湯」。
大竹伸朗作品だが本物の銭湯。

直島に到着。宮浦港には草間弥生の赤カボチャ。中に入れる。

バスでベネッセホテルへ。
娘が「自分も一度は泊ってみたい」と言うので。
ブルジョワのお嬢様学生かいお前は、と言いながら、まあ一泊ならと。
ベネッセホテル近くの黄色カボチャ。


安藤忠雄建築。やはり部屋にテレビがないのが自慢。
利用者のインテリ白人率高し。
島に美術鑑賞に来るインテリ白人は、半ズボンでもちゃんと金持ちに見える。
今回泊った部屋はタレル作品付き。

朝食はベネッセ美術館内のレストランで豪華に。
いったい何でこんな散財してるんでしょう。身分不相応ですが美味しゅうございました。


直島は瀬戸内国際芸術祭企画というよりも
通年営業の美術館や家プロジェクト。
私の大好きな、ブルース・ナウマン「100生きて死ね」など鑑賞。


以前に比べて、島に若い人がやっている飲食店とか増えた。

宮浦港のすぐ近くにカフェバーに併設された2段ベッド4人相部屋の宿泊所。安い。

そして大竹伸朗の大力作の銭湯。Iラブ湯。

本物の銭湯なので500円払って普通に入浴する。

斜めから見たり

横のほうから見たり

前から見上げたり

部分的に見たり

どこからどう見てもこれは楽しい。

銭湯の中は勝手に撮影するわけにいかないんだけれど
これがエロスとカオスの楽しさ炸裂。
壁のタイル絵、古いお色気映画のポスター、トイレ、洗面所まで
細部の隅から隅に至るまでこれでもかの過剰までのサービス満載。
浴槽の中のタイルなんか、春画(あまり激しくないほう)使ってたり。
浴室に象さんの立体もいる。


直島には新しく格調お高い現代美術、リー・ウーハン美術館までできて
インテリ趣味はやっぱり自分、疲れていかんかもと思ったときには
このエロスとカオスっぷりで元気回復だ。

「ピカピカハレンチ」良い言葉だねえ。

ライトアップも妖しくて良いね。



あと、この銭湯のすぐそばのスナック「いこい」はなんかすごい。
おばちゃんが1人で朝も昼も夜も働いている。店というより家?
そして全身から強力に「親切パワー」がみなぎっている。
客にプライスレスに何かとても親切にしてくれようと常に話しかけてくれる。
どうぞいつまでもお元気でいてください。


家プロジェクトの近くのとても小さな港の本村港のそばには
「ガーデン」という美しい店。しっかりした民家の座敷で庭をながめつつ
カレーを食べる。まったり。


美術系の人が飲食店を始めると大体「カレー」か「玄米定食」になる
という私の仮説がある。



私はここで帰ったが、娘はまだ数日残って、再度犬島や豊島に行って
こんなテントを借りて泊ったり、他の島にも行ってから帰宅。うらやましす。