我が子が知らないとほっとする単語

娘(20歳、大学生)に前後の脈絡無く「ルサンチマンて何?」と質問された。
キミはその年齢でまだ「ルサンチマン」という言葉を知らないのか?
う〜ん。そうか知らないか。
お母さんはなんか、すごくうれしいぞ。
ラララ戦争を知らない子ども〜たちさ〜と歌いながら
美味しいお食後でも考えましょうかねえ、ていうくらいに。
「20歳になって親にそんな質問をしてしまうように無事に
 育ってくれて私はうれしいよ」と答えて立ち去ろうとしたら
「教えてくだちい」とイラっと再度問われてしまった。
しかたがないので
「まあなんというか、ワシは本当はこんなはずじゃないのに
 世の中のヤツラは楽して得してたりとかでずるいし
 それに比べてワシの不遇さときたら
 どうにも口惜しい、納得できない、許せん、ムカつく、
 この我が心の中にわだかまり、ふつふつと黒くたぎる
 この止められない奥底のグツグツとした感情…的な…」
 と、いう感じでお答えしたところ
「どうしてお母さんはルサンチマンにそんなに詳しくなっちゃったんだい?」と。
し、知りませんわ。放って置いてちょうだい。