プチ木こり

私のここ何日かの生活といえば、やたら自宅の庭にいる。


やっぱり無職生活になって丸1ヶ月以上たっているわけです。
ちょっと外出も控え気味にして、
就労中は全くできていなかった自宅の片付けとかすべきと思うし。
でもね、私が自宅の片付けとか掃除とかしていなかった理由って
片付けようと思っただけで疲れちゃうっていうか
どこから手をつければいいんだろうかとか
そんな大変なことするくらいなら、散らかった部屋で耐えて暮らそうとか
要するに片付けが不得意ゆえにその気力が元々ないからね。


床に溢れている様々な物たちを収納するためには
収納スペースを整理しないといけないし、
収納スペースを整理するためには床の物たちを退かさないといけないし
捨てる決心がつかないし、古雑誌を処分しようと思うと読み始めちゃうし。
もう主婦力としては最底辺な状態が継続中。


しかし私は考えた。悩まない場所から片付け始めれば良いんじゃね?


そしてうちの庭の存在を思い出した。
そこは確かにうちの庭ではあるんだけれど
建物の裏にあるので、普段に玄関から出入りするときは通らない。
もう数箇月間ほとんど見ないで暮らすことも可能。
しかしちらりと見るとそこは恐ろしいまでの密林魔境。
狭い庭に生きる木々や草が野生の猛威で伸び放題のからみ放題。
蔓草グルグル家屋を侵食し放題。隣家の領土を侵犯中。
蚊が大量発生し植物をかき分けて踏み入るのも怖い。
うちの息子と娘はここ1年くらいは庭に入っていないはず。秘密の藪薗。


それをここ2週間くらい日々開拓している。
電動ノコギリも少々嗜むようになりました。
木々は伐採してからが枝葉の処理まとめという闘いでごわす。
今までの人生でこんなに木の枝を切ったり縛ったりしたのは初めてで
もう私は自分の職業は「プチ木こり(自称)」としておきたい。


ああ、その次が室内だよな。避け続けることもできない。