カセットテープの闇

夫は大量のカセットテープを今も保有している。
しかし気づいたら、私もカセットテープを持っていたのだよ。


90分のカセットテープのA面が

IN A MODEL ROOM (紙ジャケット仕様)

IN A MODEL ROOM (紙ジャケット仕様)

P-MODELの1stアルバムをLPからカセットテープに自分でダビングしたやつ。
ピリリリピリリリという音から始まって
美術館に火をつけたり、コレステロールが頭にたまったりする。


そしてそのB面は…さだまさし だった。


ああ、なんか頑張って片付けようとか思ったけど
なんかもう何も見なかったことにして布団かぶって寝たい。


まあ言い訳すると、しょうがないんだよそういうのは。
高校1年の15才なんてそんなもんじゃないか。
もう、いろいろ大変ね思春期って…

しかし、平沢進師匠は現在57才。
さだまさし59才。
どちらもこんなに元気で長持ちではないか。
なんでさだまさしは、平沢師匠とあまり年が違わないのに
そんなに年寄りキャラなんだ。

しかし、もうこの30年間ず〜っとず〜っと
平沢進?誰それ?」と人から言われるのはデフォルトだと思っていたのに
ほんとに特に、ここ1〜2年はすごいよね。
通りすがりの洋服屋内での若者同士での会話で
「好きなのは平沢進っていう人で〜」「あ、知ってる〜」とか聞いたし。
人間、丈夫で長生きすれば良いんだよ。


あと、キャバレー・ヴォルテールのLPをダビングしたやつも出てきた
18才になった頃には、いろいろこじれていた。

YOU TUBEで久しぶりに聞いたら
これ、なんか今聴いてもとても良いじゃないの。


うー。こっちは当時の記憶と違わず本当にお経っぽい。

こんなの夜な夜なヘッドホンで聴きながら勉強している高3女子に言いたい。
「いろいろ思うところはあるだろうが、まあ長生きしなさい」