「反貧困」は読んでおくべきだな

「財源が無いからしょうがない」とか「甘えるな努力しろ」とか ホームレスなんか怠け者だからああなったとか思っている人も これはとりあえず皆、読むといいんじゃないかと思った。 順序だててわかりやすく書かれている。 以下、この本の内容紹介。 生活保護…

黄色いジャケット

いつもレコードのことばかり考えている人のために。作者: 小西康陽,常盤響出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2008/05/21メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (11件) を見る図書室で新着おすすめコーナー的な位…

カバンに入れておく文庫本

フローラ逍遥作者: 澁澤龍彦出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1987/05/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (20件) を見る先日古書店で「フローラ逍遥」が文庫本になっているのを発見し購入。 出かける時にカバンに入れて少しず…

買ったら負けだ

美術手帖 2008年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 2008/04/17メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (20件) を見る本屋で見かけて、例によってパロディというか 偽の美術手帳ごっこの悪ふざけなのかと思ったら本物の…

最近読んだ本

乳と卵作者: 川上未映子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/02/22メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 175回この商品を含むブログ (258件) を見るふっふっふ。芥川賞受賞川上美映子さんが大変におもしろいことは 1年半程前にユリイカに「先端で、さすわ…

大江健三郎

臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 38回この商品を含むブログ (51件) を見る病父の面会に行きつつ読む。 ここ数年の大江作品ってなんかこういう流れなん…

引き続きカラマーゾフ

数年前にも実家の父の入院大手術危篤見舞い付き添いなどあって 私の今の家からは大体片道2時間とか3時間とかかかるし、 往復時間などではその当時もカラマーゾフの兄弟を読んでいた。 当時は岩波文庫のやつ。 今回は光文社の新しい訳に続いて「続編を空想…

偽猫好き

仕事でうかがう家の一部では 自分がとても猫が好きであるフリをすることが コミュニケーションをすすめるうえで非常に有効であることに気付いた。 以前から猫なんてあまり興味なかったんだけれど、 私が好きな人達の中での猫好き率の高さは気になっていたと…

カラマーゾフ3巻

亀山訳でカラマーゾフの兄弟を読み返してまだ途中なんだけれども この小説が長すぎてというか、途中の長い議論やなんかにつまづいて 読み進めるのが難しい場合、 第3巻から読み始めるという荒業もありなんではないかと思った。 だって3巻はこう、話の流れ…

カラニャーゾフ

娘(高2)はここ数ヶ月間「カラマーゾフの兄弟」をえらく気に入って 繰り返し読んでいる。以前に私の本棚から岩波文庫の旧訳を 持って行ったときには1巻の初めのほうのゾシマ長老との会談が 終わらないうちくらいに挫折したようだが、新訳はぐんぐん読んで …

研究のために・・・

官能小説の奥義 (集英社新書)作者: 永田守弘出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/09/14メディア: 新書購入: 6人 クリック: 32回この商品を含むブログ (31件) を見る「官能小説の書き方」という項目まである。 身体部分の表記の方法や擬音のバリエーションの…

やっぱり良さがわからん

キャッチャー・イン・ザ・ライ作者: J.D.サリンジャー,村上春樹出版社/メーカー: 白水社発売日: 2003/04/11メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 295回この商品を含むブログ (362件) を見る今更だけどこの村上春樹訳を読んだ。 私は前訳の「ライ麦畑でつか…

血圧注意

最近は実は血圧が高い日々が続いている。 今までが自分より血圧が低い人にはあまり会ったことがないくらいの体質だったもんで もうね、元美少女体質だった中年としてはアイデンティティの危機。 なんてのん気なことを言っているのもどうかと思うので、 仕事…

ドッグレッグス代表の本

無敵のハンディキャップ―障害者が「プロレスラー」になった日 (文春文庫)作者: 北島行徳出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/06メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 46回この商品を含むブログ (18件) を見るドッグレッグスの試合を見た人も、これから見る…

こんなの売ってた

蟹工船 (まんがで読破)作者: 小林多喜二,バラエティアートワークス出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2007/10/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 44回この商品を含むブログ (50件) を見るコンビニでわりと目立つ棚に置いてあって、思わず驚いて買…

そうかこれが毒活字か

これを読んだからには、やはり澁澤龍彦訳のマルキ・ド・サドは一冊くらいは 読んでおこうじゃないかと思った。「悪徳の栄え」 これの続編は日本で発禁で裁判になったのね。 で、こちらの本だが そうかそうか、これはスキャンダルだったろう。続はこれ以上って…

サド侯爵の生涯

サド侯爵の生涯 (中公文庫)作者: 澁澤龍彦出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1983/05/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (17件) を見る思った以上に面白く読めました。 サドマゾなんて言葉ばかりが浸透してしまっているけれ…

三島はお笑い系で

愛の疾走 (ちくま文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1994/03メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る古本で買ったときは、題が「愛の疾走」だから これで笑えない話だったらキツイなと思ったけれど これは読みながらかなり笑…

読みつつ思う

心身疲弊状態のこの頃、通勤電車で村上春樹小説ばかり読んでいる。 去年くらいまでは、このもやもやっとした感じはとても苦手だったんだけれどもね、 なんかもう弱り気味の自我の支えになっちゃってるようで。 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より勝手…

村上春樹的食生活

朝の通勤電車で読むにはエロい場面多すぎではないかと感じつつ なんか止められないくらいの引き込まれ方で2巻まで読んだ。 当然3巻を買おうと思う。 最近は過労ぎみのため、飲酒しない日が3日も続くことが数年ぶりに ある私だが(ああ、なんかそう書くと自分…

読んだ本読んでいない本

通勤時間が長くなったので電車内でわりと本が読める。 混んでいる時は無理だけれど。 押し合いながらやっと文庫本を広げられる場所が確保できても 初期老眼なので、本と自分の顔の位置が近すぎると読めなくてがっかりだ。hon-nin vol.03作者: 松尾スズキ出版…

貧乏人大反乱集団

生きさせろ! 難民化する若者たち作者: 雨宮処凛出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2007/03/13メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 104回この商品を含むブログ (141件) を見る美大志望の娘(高2)の母である私には、 この本のはじめのほうに出てくる、地方美…

胃に良いかもしれない

村上春樹さんの短編はモヤモヤ〜っとした感じが以前は苦手だったんだけれども、 ここ数日は通勤電車でこれを読んでいて、 「ノルウェイの森」と同じ部分がかなり含まれているんだけれども、 なんか、胃炎のときの通勤電車内読書には良いような気がする。 こ…

油断できん

hon-nin vol.02作者: 宮藤官九郎,安野モヨコ,吉田豪,本谷有希子,町山智浩,堤幸彦,天久聖一,池松江美,せきしろ,松尾スズキ出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2007/03/08メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 8回この商品を含むブログ (37件) を見るこれをanaz…

ハチ戦術

観光コースでないベトナム―歴史・戦争・民族を知る旅作者: 伊藤千尋出版社/メーカー: 高文研発売日: 1995/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る父親の病床からもらってきた本。これ面白いわ。 第二次世界大戦中に世…

犯罪不安社会

犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書)作者: 浜井浩一,芹沢一也出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/12/13メディア: 新書購入: 7人 クリック: 167回この商品を含むブログ (94件) を見るこれは良い本を読んだ。子どもの学校のPTAとか町内会とかの関係…

厚い本が読めん。

息子(小6)は今朝から発熱。私も仕事を休んで病院に連れて行ったり 自宅でなんとなくそばにいたり。 薬が効いて息子が昼寝をしたので、この隙に先送りにしていた厚い本を読もうとしたが 何でかな、2ページ読むごとに寝ちゃうんだ私。〈民主〉と〈愛国〉―戦…

大量処分

うちの本棚から本が溢れているのは、決して私だけのせいではない。 しかし、減らせるところから少しでもなんとかしなくてはどうにもならん。 夫も息子(小6)も娘(高1)も、大量の漫画を処分する気はさらさら無い。 私は自分の分だけでも処分することにしたよ。…

何を読むか

なんとなく古本屋で買って読んだ思想家志願。 面白いところもあったから最後まで読んじゃったんだけれども。 鉄コン筋クリートall in one (ビッグコミックススペシャル)のシロが言っていた 「人の悪口を言うと自分の胸のここんところがね、カサカサしてくる…

エッセイスト村上

「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi Original)作者: 村上春樹,安西水丸出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2006/11メディア: ムック購入: 2人 …